生命保険の転換って何?
生命保険の転換という言葉を聞いたことがあるが、何の事だか分らないという人は意外と多いと思います。
生命保険の転換とは、どういうことなのかと言えば、今まで加入していた生命保険を下取りとして出して、そして新しい生命保険に加入し直すというようなことを言います。
引用:価格ドットコム
生命保険の転換のメリット・デメリット
新しい保険に通常入るという場合には、加入した年齢からスタートということになりますから、以前入っていた生命保険よりも、入ってた分年齢が上がっているので、それだけ生命保険料が高くつくというようなデメリットがあったと思います。
しかしこの生命保険の転換を利用することで、新しい生命保険料というのは転換するときに、入っていた保険年齢と予定利率を利用して計算してもらえますから、下取りの値段の分だけ割引が適応になります。
しかし条件があって、最初に契約をしていた時よりも年齢は上がってしまいますし、予定利率が低い時代である現在は、あまり生命保険の転換をしても、特に契約者にとっていいことはないと言われているのです。
生命保険の転換は、他の生命保険会社では出来ないことになっています。
ですから、同じ生命保険会社内で別の生命保険に加入するという場合には、生命保険の転換を行うことができるのですが、他の会社のものは対象外です。
保険の転換の種類
生命保険の転換には色々と種類があるのですが、下取りした保険を、新しい契約の終身保険の中に入れる、基本転換と呼ばれる種類と、終身保険と、定期保険のそれぞれの特約に、入れてしまうというような、比例転換、定期保険特約の部分にだけ入れてしまうというような特定転換と呼ばれる種類があります。
それぞれの特徴を見ていくと、生命保険の基本転換は、他の種類の転換と比べれば保険料は高いのですが、解約返戻金が大きくなる特徴があります。
そして比例転換の場合には、特定転換に比べれば、解約返戻金が大きいですし、基本転換より保険料が安いメリットもあります。
そして最後の種類の、特定転換は他の種類の転換と比較してみると、定期保険特約の、保障の期間内は、保険料が安いというメリットがあるのですが、定期保険特約を更新するときには、一番保険料が高くなるというデメリットもありますので、十分に注意しましょう。
今の時代ではあまり生命保険の転換を行ってもメリットは少ないかも知れませんが、これから景気が回復すれば、また流れも以前と違って変わってくる可能性もありますので、転換するメリットが出てくるかもしれません。