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生命保険の見直しは専業主婦でもした方が良いの?ちょっと調べてみた
専業主婦は、もしも自分が病気やケガで入院したり、万一のことがあったときに、残された家族がとても困ることはわかっているかと思います。
しかし、「収入がない専業主婦にどのような保障が必要なのか」「自分が加入している保険は最適なのか」など、漠然と不安を感じている人も多いのではないでしょうか。
専業主婦の保険選びは、環境によって必要保障が異なってきます。自分に最適な保障を見つけるには、この環境について把握しておくことが大切です。
専業主婦でも、母親になったら死亡保障が必要!
子供が小さいうちは、妻に万一のことがあったとき、夫が子育てのために転職や失業するという事例もあります。
子供が自分で身の回りのことができる年齢になるまでは、妻にもある程度の死亡保障を確保しておくことが大切です。
実際に自分に万一のことがあったときに、誰がどのように子供の世話をするのかがポイントになります。
例えば、実家や近所の人に子育ての協力を得られる環境にある場合と、夫ひとりだけで子育てをしなければならず、引越しやベビーシッターを雇うなどの出費がかかる場合では、必要保障額にも違いが生じます。
このようなことをしっかりと考慮した上で、自分に必要な保障を確保するようにしましょう。
医療保障は万全にしておくのがベスト!
専業主婦の人が病気やけがで入院したら、家族はとても困ることになります。
自分の医療費だけでなく、家族の外食が増えて生活費が増えたり、お見舞いの交通費がかかるなど、いつも以上に出費が増えることになりますので、これらをカバーできる医療保障が必要です。
また、年齢に応じて、生活習慣病に備えた保障も確保しましょう。
夫が会社員か自営業かで、妻の老後の公的年金受取額が変わる
夫が会社員で厚生年金加入者である場合と、自営業で国民年金加入者である場合では、専業主婦の老後の公的年金や遺族年金の受取額に大きな違いが生じることになります。
特に夫が自営業の場合は、妻は自分の老後の生活資金をしっかり確保しておくことが重要です。
- 夫:国民健康保険・国民年金
- 妻(扶養範囲内の所得):国民健康保険・国民年金
- 夫:健康保険・厚生年金
- 妻(扶養範囲内の所得):健康保険(被扶養者)・国民年金(第三号被保険者)
結婚したらまず考えること(専業主婦の場合)
専業主婦のいる家庭にふさわしい保険選びのポイントは、大黒柱である夫の死亡保険や医療保険の備えを優先することです。
大黒柱の夫にもしものことがあると、家族全員の生活に影響を及ぼすリスクがあるからです。
そのためにも、貯蓄と保障のバランスを上手に取りながら、効率の良い保険選びをすることが大切です。
夫婦いっしょにお互いの生命保険の保険内容を確認する
結婚したら夫婦はお互いに、自分たちの家庭や生活を守る責任が生じます。
もしものことが起こったら、残された家族の生活を守る責任は、夫・妻、両方にあります。
そのため、生命保険を考えるときは、夫婦いっしょに考えることが大切です。
お互いが加入している保険内容を知らないままでいると、無駄な保障があっても気付かないことや、せっかく保険加入しているのにそれを配偶者が知らずに給付金や保険金を受け取れないということも起こり得ます。
まずはお互いの保険の内容を、夫婦いっしょに確認し合うことから始めましょう。
家計の中から負担の無い予算で保険料を決める
生命保険を考えるまえに、家計の中からどのぐらいの予算を保険に回せるか、ということを考えておくことが大切です。
必要な保障を万全に用意したいのはやまやまですが、保険料が家計を圧迫しすぎるようでは本末転倒となります。
今の生活を守り、さらに幸せな将来に向かうためのお金の使い方を、夫婦いっしょに夢や目標を語り合いながら考えてみましょう。
死亡保障は大黒柱に万全な備えをするべき
死亡保障を考えるとき、実際に必要となる金額(残された家族の生活や学費など)の合計から、社会保険等でカバーされる公的保障分や、そのほかいくつかの要素を差し引くことで、正しい必要保障額を算出することができます。
万一のときに、残された遺族の生活保障に関連する公的保障とは「遺族年金」のことです。
遺族年金は、加入中の公的年金の種類によって受け取る内容が異なりますので、職業や社会保険の内容、収入額などに基づいて、必要保障額をきちんと計算することが大切です。
専業主婦に死亡保障は必要なのか?不要なのか?
夫婦が若く子供がいないうちは、夫婦ともに高額な死亡保障は不要ですが、近い将来子供がほしいと考えているようでしたら、保険料が安い若いうちに早めに高額保障を確保しておくのもひとつのコツです。
なるべく安く高額の保障を確保するには、保険料が安い掛け捨ての保険商品を選択することがポイントです。
「定期保険」などが、これにあたります。
また、専業主婦は収入がないので、「死亡保障は不要では?」という意見をよく耳にします。
子供がいる家庭で妻に万一のことが起きたときは、夫が子育てのために転職や退職をしたという事例もあります。
専業主婦でも、子供の出産予定時期やその後の生活環境などによって、ある程度の死亡保障を確保しておいたほうがいい場合があります。
【実録】出産間近の専業主婦が考える生命保険のQ&A
どのような保険に入られているのでしょうか?
31歳、12月に第一子妊娠中のものです。
今、私はガン保険(年間30,000円)と医療保険(年60,000円)のものに入っています。両方とも3年前に入りました。
死亡保障は付いていませんが医療保障は入院日額1万円出たり先進医療にも対応していたりするもので、55歳払い込みです。
私は専業主婦、月にすると両方あわせて7,500円。
高いと思ってしまうのですが主人は保険だから何かあったときのために今のままでいい、それに医療保険は55歳払い込みだから今解約したら今まで払ってきた分がもったいないと言います。
それはわかるのですが家計に余裕があるわけではないし、しかもこれから子供が産まれるのに死亡保障もなくいいものかと?
今は妊娠中のため解約はしませんが来年早々には年払いにしてあるため保険料が引き落とされてしまいます。
いずれは仕事も始めますが私のような専業主婦で子持ちのかたはどのような保険に入られているのでしょうか?
死亡保障は基本的に一家の大黒柱が死亡した際の生活保障として入るものです。
現在のあなたの生活がご主人の収入だけで賄えているなら、専業主婦のが死亡保障に入る必要性は全くありません。
それこそ、お金の無駄になります。
これは当然、ご主人が死亡保障をすでに掛けてらっしゃるのが前提ですが。
もし、共稼ぎで二人の収入で家計と貯蓄とローンなどを賄っているという状況であれば、もちろん奥様にも死亡保障を掛ける必要があると思いますが。
ご主人のおっしゃる通り、医療保障とがん保険はそのままでよろしいかと思います。
もし、新しく別の安い保険に切り替えたいとお考えなら、健康に問題のないうちでなければ加入できませんので、出産後、健康なうちにご検討したほうがいいですよ。
現在医療保険加入の際は、数年以内に健康診断にひっかかっただけでも、風邪で簡単な処方を受けただけでもすべて告知しないといけませんからね。
※Q&A:専業主婦の保険 : 生活・身近な話題 : 発言小町 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)から引用